中国の温泉
鳥取県の温泉|島根県の温泉|岡山県の温泉|広島県の温泉|山口県の温泉
鳥取県の温泉
皆生温泉
(かいけおんせん)
城下町米子の郊外、美保湾の望む白砂青松の浜が美しい山陰の代表的な温泉。明治期に地元漁師が海中に湧いている湯を発見し「泡の湯」と名付けたのが始まり。大正期になって開発が進められ、昭和期に現在のような大温泉地に発展した。泉温85度、毎分3800Lもの豊富な湯量を誇り、米子の奥座敷とも言われる。日本のトライアスロンもこの地が発祥。
三朝温泉(とっとり梨の花温泉郷)
(みささおんせん(とっとりなしのはなおんせんきょう)
中国山地に続く三徳山の麓に湧く温泉で、発見されたのは約800年前といわれ源氏ゆかりの伝説の古湯でもある。世界屈指のラジウム泉で、日本一のラドン含有量を誇る泉質も自慢。温泉地を貫く三徳川のせせらぎの音、カジカガエルの鳴き声が響く温泉としても有名で、三朝橋の辺の川辺に湧く混浴露天の「河原風呂」が名物。
はわい温泉(とっとり梨の花温泉郷)
(はわいおんせん(とっとりなしのはなおんせんきょう)
「日本のハワイ」として知られるリゾート感覚あふれる温泉地。東郷湖西岸の湖に突き出した岬に湧き出しており、その周辺に並ぶ旅館やホテルはまるで湖畔に漂っているかのような独特の風情を醸しだしている。海水浴場からも近く、夏のシーズンは多くの人で賑わっている。
関金温泉(とっとり梨の花温泉郷)
(せきがねおんせん(とっとりなしのはなおんせんきょう)
倉吉市の北西、南西に蒜山を望むのどかな自然に囲まれた山間の出湯。関金町は鳥取と岡山を結ぶ作州街道沿いの宿場町として賑わったところで、約1200年前に行基が発見し、その後弘法大使が再興したと伝わる歴史の湯でもある。無色無臭の湯はその透明度から「白金の湯」と呼ばれ、肌を透き通るかの様にみせてくれる美人の湯としても有名。
東郷温泉(とっとり梨の花温泉郷)
(とうごうおんせん(とっとりなしのはなおんせんきょう)
山陰八景の一つ、東郷湖の湖底からこんこんと湧き出す温泉で、湖畔南東岸には10軒程の宿が点在している。静かな湖畔の湯で穏やかに揺らぐ湖上の風景が心を癒してくれる。周辺施設として、国内最大級の中国庭園をかつてないスケールで再現した「燕趙園」は一見の価値有り。水郷情緒あふれる温泉地で悠久の時に思いを忍ばせて・・・。
岩井温泉(とっとり因幡温泉郷)
(いわいおんせん(とっとりいなばおんせんきょう)
JR山陰本線岩美駅から3キロほどの蒲生川上流に湧く温泉で、1300年の歴史を誇る古湯。古くは湯治場で栄えたが、現在は古きよき時代を今に残す静かな湯の町。名物は江戸時代から伝わる「湯かむり」。これは、唄に合わせて柄の短い柄杓で湯を叩いてしぶきを浴び、また、頭から湯をかぶるという奇習。
吉岡温泉(とっとり因幡温泉郷)
(よしおかおんせん(とっとりいなばおんせんきょう)
約1000年前に発見された、因幡三湯の一つとして栄えた古湯。江戸時代には鳥取藩主池田氏もたびたび湯治に訪れたという歴史を持つ。温泉内には様々な印象を持つ15の旅館があり、来た人を心から迎えてくれる。新鮮な海の幸と、あったか家族料理に舌鼓を打ちながら、ゆっくりした時間をすごしてほしい温泉地。
鹿野温泉(とっとり因幡温泉郷)
(しかのおんせん(とっとりいなばおんせんきょう)
戦国時代に毛利氏抗争の舞台となった鷲峰山北麗の古い城下町に湧く温泉。泉質はマイルドな単純温泉で肌に馴染むのが特徴。周辺には田園風景が広がり、温泉を利用した花の栽培も盛んに行なわれている。鹿野の名前は戦国武将の山中鹿之助に由来する。
鳥取温泉(とっとり因幡温泉郷)
(とっとりおんせん(とっとりいなばおんせんきょう)
鳥取駅東側の繁華街に湧く温泉で、鳥取駅徒歩5分という県庁所在地市街地に湧く全国でも珍しい温泉。鳥取砂丘等鳥取観光の基地として利用するにはとても便利。泉質は無色透明の含芒硝食塩泉でリュウマチ、皮膚症に効果有り。11月初旬〜3月中旬の松葉がにの季節がとくにお勧め。
浜村温泉(とっとり因幡温泉郷)
(はまむらおんせん(とっとりいなばおんせんきょう)
豊富な湧出量を誇り、山陰地方の代表的な民謡「貝がら節」で有名。美しい砂浜と海が広がる浜辺の温泉地でかの小泉八雲も「不思議な程、渚に近い」と自らの著書に記した程。海岸では早朝に地引網が楽しめる場合もある。宿も豊富な湯量を利用した風呂自慢の宿が揃っている。
鳥取県内その他の温泉
(とっとりけんないそのたのおんせん)
温泉王国鳥取では10の有名な温泉があるが、それ以外にも県内様々な場所で温泉が湧出している。宿泊施設や休憩場所食事処を併設している施設が多くあり、県民のほか、県外からも多くの人々が訪れる。自然と一体になった温泉が多くあるのも特徴のひとつ。
島根県の温泉
玉造温泉
(たまつくりおんせん)
日本でも最古の歴史を持つ玉造温泉は、大国主命とともに国造りをした、少彦名命の発見と伝えられるまさに「神湯」。「出雲国風土記」にもその名を記す玉造温泉は、宍道湖南岸から玉湯川を2キロほどさかのぼった山間に湧く。古くから美人の湯、薬湯としてその名が伝わってきた。温泉街は玉湯川の東西に独特の湯の街情緒を醸しだしている。
津和野温泉
(つわのおんせん)
山陰の小京都・津和野。街の中心に位置する”津和野温泉観光ホテル 津和野宿(じゅく)わたや”に湧く温泉。地上15mから津和野の街を見下ろす露天風呂、たたみの湯、ひのきの湯、離れの貸切露天風呂『竹湯庵(ちくとうあん)』、足湯など温泉三昧が楽しめる。
有福温泉
(ありふくおんせん)
およそ1300年前に発見された温泉。古来より名湯が湧く福ありの里として有福温泉の地名がついたといわれている。湧き出る無色無臭透明な単純アルカリ泉は、透きとおるような美しい白肌をつくる『美人の湯』として有名で、日本屈指の良質な泉質を誇る。それぞれ異なった趣の共同浴場も3つあり温泉情緒をたかめている。
松江しんじ湖温泉
(まつえしんじこおんせん)
地下1250Mから湧き出す温泉は77度と高温なうえ、湯量が豊富。文豪小泉八雲がこよなく愛した宍道湖を眺めながら贅沢な時間が過ごせる。温泉街の西の外れにある湯元には、その恵みに感謝して「お湯かけ地蔵」が祭られており、お地蔵様に湯をかけて手を合わせれば、健康と幸せになれるとか。宍道湖の自然が育んだ「宍道湖七珍料理」が名物。
温泉津温泉
(ゆのつおんせん)
泉源は2つ有り、効能もそれぞれで微妙に異なる珍しい温泉。一つはその昔傷ついたタヌキが傷を癒している所を村人が見つけたという伝説が残る元湯。もう一つは明治5年の浜田地震で湧き出した薬師湯。昔ながらの温泉街の趣が温泉情緒を醸し出し、全国からの湯治客の足が絶える事はない。夏には近くの海岸で海水浴、ダイビングなどが楽しめる。
島根県西部の温泉
(しまねけんせいぶのおんせん)
浜田市、益田市、大田市、美郷町、邑南町、川本町、江津市、津和野町、吉賀町に数多く温泉が湧出している。美人湯として名高い美又温泉や旭温泉、日本海の大パノラマを感じれる荒磯温泉、ラドン含有量が豊富な津和野温泉、まさに秘湯という言葉がぴったりの大谷温泉や多田温泉、家族で楽しみたい風の国温泉がその代表格。
島根県東部の温泉
(しまねけんとうぶのおんせん)
松江市、安来市、出雲市、斐川町、雲南市、奥出雲町、飯南市に数多く温泉が湧出している。「日本三美人の湯」のひとつとして名高い湯の川温泉、ホタル、紅葉、雪景色と四季の移り変わりを愉しめる海潮温泉、世界的にも有名な足立美術館ほど近くの鷺の湯温泉、渓谷美が愉しめる立久恵峡温泉がその代表格。
岡山県の温泉
湯郷温泉(美作三湯)
(ゆのごうおんせん(みまさかさんとう)
約1200年前に白鷺が傷を癒している所を円仁法師が見つけたとされる別名「鷺の湯」とも言われる古湯で、美作三湯の中でもっとも京阪神地区に近く、観光客の足が絶えることはない。泉質はナトリウム、カルシウム塩化物泉で消化器病や神経痛などに効能を発揮するほか、美肌造りの湯としても知られており女性に人気の温泉地。
湯原温泉郷(美作三湯)
(ゆばらおんせんきょう(みまさかさんとう)
山陽と山陰を結ぶ宿場町として栄え、今もその面影を色濃く残している湯原温泉は湯量が多く、良質で肌ざわりもなめらか。四季折々の風情が楽しめるこの温泉には湯治客の姿が絶える事はない。入浴無料で24時間入浴できる「砂湯」は旭川の川床から湧き出る名勝の露天風呂。この露天風呂は全国露天風呂番付の西の横綱と評されている。
奥津温泉(美作三湯)
(おくつおんせん(みまさかさんとう)
発見は古く、戦国時代の武将や津山藩の湯治場にも使われた由緒ある湯の里。最近では日本観光地百選にも選ばれ、その名が全国に知られている。泉質はアルカリ性泉で、美白効果があるため、別名「美人の湯」とも呼ばれている。熊や狼に襲われないよう周囲を見張る為に立ったまま洗濯していた「足踏み洗濯」が有名で、定期的に披露されている。
岡山県北部の温泉
(おかやまけんほくぶのおんせん)
岡山県北部は、千屋牛で有名な千屋温泉や建部温泉等があり、四季を通じて山の幸を堪能できるエリアです。また、蒜山高原のレジャー施設を始めとして体験施設も豊富です。また、新見・高梁・勝山等、由緒正しい観光スポットも数多くあり、見所の多いエリアです。
岡山県南部の温泉
(おかやまけんなんぶのおんせん)
観光の拠点、岡山市・倉敷市を中心とした温泉地です。海にも山にも近く、家族・カップルでの行楽に最適です。主な温泉地としては平野部には湯迫温泉、苫田温泉が、瀬戸内海を望む立地では、たまの温泉、鷲羽温泉、鷲羽吹上温泉が、山間には由加温泉があります。
広島県の温泉
広島県西部の温泉
(ひろしまけんせいぶのおんせん)
広島県西部の安芸エリア、芸北エリアには「広島の奥座敷」といわれる静かな温泉郷の「湯来温泉」や、豊かな自然に恵まれた「潮原温泉」、アーチ式ダムとしては黒部第4ダムに次ぐ高さとなる温井ダム湖畔に建つ「温井温泉」、スキー場のメッカにある「芸北温泉」など、四季折々の自然の美しさを満喫できる温泉が数多くある。
広島県東部の温泉
(ひろしまけんとうぶのおんせん)
広島県東部の備後エリア・備北エリアには瀬戸内海国立公園の中心に位置する「鞆の浦温泉」やラドン成分豊富な尾道の「養老温泉」、薬効豊かな「矢野温泉」、美人湯として知られる「君田温泉」など泉質が自慢の温泉が豊富。
山口県の温泉
萩温泉郷
(はぎおんせんきょう)
従来、萩市内の温泉は「萩本陣温泉」「萩温泉弘法寺」「萩指月温泉」など各施設の自家源泉の個別温泉であったが、新温泉「はぎ温泉」の開湯に伴い萩市内エリアは各温泉をまとめ『萩温泉郷』として誕生する。
湯田温泉
(ゆだおんせん)
山陽路唯一の温泉郷として栄え、今もなお華やかな雰囲気に包まれている。その昔、一匹の白狐が夜な夜な湯に浸かって傷を治したという「白狐伝説」が言い伝えられ、マスコットにもなっている。市内には中原中也記念館があり、直筆の原稿や愛用品などが陳列されている。透明の弱アルカリ性単純温泉。
下関・秋芳の温泉
(しものせき・しゅうほうのおんせん)
ふく(※)と海峡の街下関、秋吉台で有名な秋芳町。このエリアには神経痛や慢性消化器病などに効用がある「湯の口温泉」、山峡の閑静な地に湧く「湯谷温泉」、海峡の景色を眺めながら温泉につかることができる「下関マリン温泉」などがある。下関の城下町長府では、レトロな喫茶店や骨董屋など散策が楽しめる。※ふく=ふぐのこと。
川棚温泉
(かわたなおんせん)
関門の奥座敷として栄え、800年以上の歴史を誇る。無色透明のラジウム泉で、肌に優しく効能が幅広い。老舗温泉旅館が立ち並ぶ温泉街とそこからはみ出して建つ近代的なホテル…と楽しみ方はいろいろ。自由律句で知られる漂泊の俳人、種田山頭火が滞在したことでも有名。「瓦そば」と「ふく(※)」が自慢。※ふく=ふぐのこと。
長門湯本温泉
(ながとゆもとおんせん)
温泉街の中央に音信川が流れ、街全体が深い緑に包まれて、昔ながらの温泉情緒が漂う。今も昔も湯治場として地元の人に愛されている。5月下旬から6月中旬ごろまでは、源氏ボタルを観賞できる。使用している泉源は4か所あり、泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛、皮膚病、胃腸病、リウマチなどに効能があるとされる。
山口県内その他の温泉
(やまぐちけんないそのたのおんせん)
山口県内には昔ながらの湯治場の姿を残す「俵山温泉」、「海上アルプス」と呼ばれる日本海にある美しい青海島を望む小さな温泉地「黄波戸温泉」、日本の名橋と誉れも高い錦帯橋のたもとにある「錦帯橋温泉」、瀬戸内海に面した阿知須町のなだらかな丘陵の田園地帯にある「阿知須温泉」など小規模ながら泉質自慢の温泉が点在している。
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